ロシア、サンクト・ペテルブルグ(旧レニングラード)生まれ。13歳の時よりトランペットを始める。1985年、国立サンクト・ペテルブルグ音楽院(旧レニングラード音楽院)に入学。V.マルゴーリン、Y.ボリシヤノフに師事。88年、同音楽院3年生在学中に、名門サンクト・ペテルブルグフィルハーモニー・アカデミー交響楽団に入団。97年には、同オーケストラのトランペットセクション首席奏者となった。ヨーロッパ各国、中米、アジア諸国の海外ツアーに参加、日本には91年、94年、97年の公演で来日した。99年にオーケストラを退団、日本に住居を移し、新たな音楽活動を始めた。

 これまでに各地のオーケストラに客演するほか、全国各地でリサイタルやサロンコンサートを開く。海上自衛隊・東京音楽隊のファミリーコンサート、秋田ロシア音楽祭をはじめ、霧島音楽祭、軽井沢音楽祭、湘南吹奏楽フェスティバル、枕崎音楽フェスティバルなど音楽祭にも数多く出演。日本音楽コンクール、日本管打楽器コンクールの審査員を務める。
またリサイタルを、目黒パーシモンホール、藤沢リラホール、藤沢ヤマハホール、川口リリアホール、湘南台文化センター(プラネタリウムでの星空のコンサート、6回出演)、横浜・杉田劇場、ホテルオークラ・ロビーコンサートなどで開催、好評を博した。地元湘南地方をはじめ、全国各地の中学校や高校の吹奏楽部指導、定期演奏会にも積極的に出演している。

 ロシアの作曲家のトランペット用オリジナル作品や、グリンカ、チャイコフスキー、ラフマニノフなどの作曲家のトランペット用アレンジ作品を、日本に多く紹介。また、サンクト・ペテルブルグ音楽院トランペット科卒業後、再び同音楽院の声楽科(テノール)に在学した経験から、シューベルトやロッシーニなどの声楽曲のトランペット用編曲作品も積極的にレパートリーに取り入れ、独自の演奏スタイルを見せている。近年は、ロシアの作品を中心に声楽の指導も行っている。

 マイスターミュージックより、「ロシアン・トランペット」「アルチュニヤン・トランペット協奏曲」「ALBUMBLATT」「トランペット・ヴォランタリー」の4枚のソロCDがリリースされている。
藤田美奈子 Fujita Minakoinako
 その芸術性と演奏技術が高く評価され、ロシアの名門レニングラード交響楽団の首席奏者を務めたトカレフと、東京藝大大学院を修了し、イタリア留学中に数々のコンクールに入賞した実力を持ち、可憐かつ存在感のある演技で注目される藤田美奈子のジョイントコンサート。
 アヴェ・マリア、オンブラ・マイ・フ、聖なるクリスマスをトランペットと歌の美しい響きとともに過ごす恒例のコンサート。伴奏はピアノ、またはパイプオルガンとピアノを使用。
クリスマス・コンサート パイプオルガン
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