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桐朋学園高校音楽科1年の1956年、日本音楽コンクールで第1位ならびに特賞を受ける。
1958年、プラハ音楽芸術アカデミーに入学、在学中の1960年、プラハ現代音楽コンクールで第1位。1962年、栄誉賞つきディプロマを得て首席で
卒業、「プラハの春」国際音楽祭でデビュー。同アカデミーでF.ダニエル教授の指導を受けたほか、D.オイストラフ氏や、H.シェリング氏にも師事。以
来、世界各地で演奏活動をおこなう。主な共演オーケストラに、チェコ・フィル、シカコ交響楽団、モスクワ放送交響楽団、スロヴァキア・フィル、メキシコ国
立交響楽団、スーク室内オーケストラなどがあげられる。
1980年、メキシコシティに「アカデミア・ユリコ・クロヌマ」を開校。以来、2012年までの32年間、数多くのヴァイオリニストを輩出したのはもちろん、音楽を通じてメキシコ社会への貢献は計り知れない。
1981年、ニュ一ヨークのカーネギーホールでアメリカ交響楽団と廣瀬量平のヴァイオリン協奏曲をアメリカ初演する。なお、長年のチェコ音楽紹介の功績に対してチェコスロバキア政府よリ、1970年に「演奏芸術家賞」、1974年
には「スメタナ・メダル」を受ける。また、1986年に、メキシコ政府より、文化交流に貢献した外国人に与えられる最高の勲章「アステカの鷹勲章」を受
賞。さらに、1992年には、日墨の青少年の交流、育成につとめた功績が認められ、国際交流基金よリ「国際交流奨励賞」を受ける。
2012年、メキシコにおける音楽教育の推進及び音楽を通じた日メキシコ文化交流への寄与に対し、旭日小綬章を受章。
著書に、「メキシコからの手紙」「メキシコの輝き」(共に岩波新書)、「アジタート・マ・ノン・トロッポ」(未来社)、「ドヴォルジャーク」(リブリオ
出版)などがあり、最新刊は「ヴァイオリン・愛はひるまない―プラハからメキシコへ」(海竜社)。
2014年春より居を日本に移す。 |
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