ロシア国立ボルコフ記念劇場 『検察官』 『熊 』 『結婚申込』
 ロシア文化フェスティバル2006 in Japan 参加作品
 来日期間:2006年12月
1750年創設、ロシア最古の劇場がチェーホフ、ゴーゴリの名作喜劇で初来日!チェーホフ「熊」「結婚申込」、ゴーゴリ「検察官」の名作喜劇を披露。チェーホフ初期の爆笑喜劇、ゴーゴリの軽妙洒脱、毒の利いた痛烈な風刺に乞うご期待!
 




 ロシア国立ボルコフ記念劇場 2006年日本公演 【日本語字幕付】
■会場・公演日・開演時間
東京芸術劇場小ホール
「熊」&「結婚申込」
東京芸術劇場中ホール
「検察官」
12/13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23
14:00 貸切 - - 貸切
18:30 18:30 貸切 18:30 17:00 18:30 18:30 18:30

■席種・料金
「検察官」 S席 7,000円/A席 5,000円/B席 3,000円
「熊」&「結婚申込」 全席指定 7,000円

■チケット予約・お問合せ
チケットスペース 03-3234-9999

主催 阿部事務所/日本ユーラシア協会
後援 在日ロシア連邦大使館
制作協力 アーツ・アイランド


ロシア文化フェスティバル2006 in Japan 参加作品
 
 演目について
検察官 作:ニコライ・ゴーゴリ/演出:ウラジーミル・ボゴレポフ


 とある地方都市を牛耳ってきた市長のもとに中央官庁から若い役人がひそかに監査に入ったとの知らせが届いた。長年にわたる不正とワイロ漬けがばれては大変と市長をはじめ市の顔役たちは大慌て。にわかに清廉潔白をとりつくろい、監査の若い役人には接待攻勢をかけて保身を図る。ところがこの若い役人が検察官とは人違いとわかって…、いつの時代も観客の心をつかみ続ける、役人と不正という永遠のテーマ。抱腹絶倒の傑作喜劇。

「熊」&「結婚申込」 作:アントン・チェーホフ/ワレリー・キリーロフ


  チェーホフは、20歳代に10篇ほどの一幕喜劇を書いている。その一つが「熊」、半年ほど前に夫を亡くした喪服姿のうら若い未亡人ポポーワの地主屋敷に、熊のように無作法な退役砲兵中尉スミルノーフが故人の残した1200ルーブリの負債を取り立てに乗り込んできた。男と女の言い分が真っ向対立、とうとう決闘騒ぎまでに。たまげた老僕が庭師や作男たちの加勢を連れて戻ってみると、奥様と荒くれ旦那は熱烈に接吻中。思いも寄らぬ結末に「あれまあ!」

結婚申込
 もう35歳にになって息切れしだした地主のローモフが、結婚を申し込もうと燕尾服でめかしこんで、おずおずと隣の地主の娘ナターリアを訪れる。それとは知らぬ幼なじみの気の強いナターリアは、両家の境界にある「牛が原」がどちらの所有か、猟犬のオトカタイとウガダイは、どちらが優れているかで大喧嘩となり、へとへとになるまで罵り合ったあげくに、彼が結婚の申し込みにきたのだとわかって、さあ大変…。

チェーホフ初期の傑作喜劇二作品。 「結婚申込」は福田善之、牧原純共訳による日本の方言にブレンド!
  乞う、ご期待!!
  
 
 ロシア国立ボルコフ記念劇場
 創設1750年。ロシア最古の劇場

 モスクワを囲むゴールデンリング(黄金の環)で知られるヤロスラヴリはロシア演劇の発祥地である。その歴史はほぼ1000年になる。ボルコフが活躍する以前の17世紀はこの都市の優れた文化の黄金時代であった。当時のヤロスラヴリは人口数と、何よりも文化的、精神的な豊かさにおいてモスクワに次ぐ第2位の位置を占めていた。ここヤロスラヴリで、1750年にフョードル・グリゴーリエヴィッチ・ボルコフが劇場を創設した。
  フョードル・ボルコフ記念劇場は、豊かな歴史的過去と共にロシアの民族的演劇芸術の伝統を大切に保ち、発展させている劇場である。劇場のサイトではその250年の歴史のページが開かれていて、生きた多様性において芸術的探求や、興味深い創造活動で充実した劇場の現代生活が浮かび上がり、その職人たちの創作像、劇場の芝居に関する批評や記事などもある。劇場のレパートリーには20以上の芝居があり、それらはゴーゴリ、オストロフスキー、ドストエフスキー、トルストイ、ゴルドーニ、ボッカチオ、フォイヒトヴァンガーや他の作家たちの作品も上演されている。現代劇場ではド・フィリッポ、サガン、サイモン、オルトン、リスラッキ、アリョーシンやプトゥーシュキナなどが上演されている。
  ロシアの古典演劇と古典演劇遺産の普及のために、ヤロスラヴリのロシア国立アカデミー・ボルコフ記念劇場にはロシア地方演劇文化センターが創設された。その舞台では評判の高い国際ボルコフ演劇祭が毎年行われ、そこでボルコフ記念ロシア連邦政府賞がその受賞者に授与されている。
  現在の主席演出家はロシア連邦功労芸術家 ウラジーミル・ボゴレポフ 支配人:ワレリー・セルゲーエフが務める。
 
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